数年ほど前のascii.jpの記事におもしろいのがありましたので、これに触発されるように、企画力について考えてみます。
おもしろい記事はこちら⇒ 東芝の“投石研修”

地味な分析から思わぬアイデアが

東芝の新入社員研修で使われいるカタパルト、実にアナログでアナクロな道具です。
しかし、これほどトライ&エラーがはっきり分かるものは無いのかも知れません。

マーケティング手法をいろいろ駆使して、様々なことをやってみたが、結局何がうまくいき何が失敗したかの原因がつかめず、今も試行錯誤の連続だ!・・・・・こんなことが多いのではないかと思います。

トライした事の結果を蓄積し分析を行う。その結果から、仮説にもとづいて別のことをトライしてみる。すると、また違った結果が表れる。
この繰返しをするうちに、結果がある部分に集中し始め、成功する原因と結果の因果関係が見えてくる。

こうして成功へと導くアイデアが生まれ、ひとつのビジネスが始まります。

独創的なアイデアというものは、何もないところからは生まれてこないものです。一見突拍子もないヒントが浮かぶことがありますが、それはもともと頭のどこかに記憶されていたことが、何かのキッカケで出てくるもので、創り出したものではありません。
こうしたヒントになるような様々な記憶の入れ物を、頭の引き出しと言ったりします。
普段は、頭の引き出しを意識してはいません。何故なら膨大な量の引き出しを人間は持っているので、これらを引き出しリストのように見ることは出来ないからです。

引き出しの中身は必要に応じて取り出されますが、これは検索エンジンで行うキーワード検索によく似ています。
GoogleとYahoo!では、検索結果に違いが出ることはよく知られています。Googleの方が、探している情報をより正確に反映してくれると言われています。
この違いは何故出るのか? アルゴリズムと呼ばれるプログラミングの違いですが、人間にも同様のアルゴリズムがあります。

いくら考えても何のアイデアも出ない場合には、もともと引き出しには何も入っていないのか、アルゴリズムが悪いからかのどちらかです。

トライ&エラーを繰返し、結果を分析することは、引き出しの中身を増やすことになるのですが、原因と結果の因果関係を知ることは、アルゴリズムの更新をすることにもなります。
つまり情報の結びつきを、固定的に捉えるのではなく、より巾広く、より深く捉えることによって、今まで関連付けられていなかった引き出しの中身同士をつなげて見ると、今かかえている問題解決の大きなヒントになったりします。

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情報の共有化は引き出しを増やす

上に書いたことは、一人の頭の中で起きていることですが、カタパルトの研修はグループで行っていました。
グループで行うことは、引き出しの中身を増やすことと、複数のアルゴリズムが動くことになるのです。

企画会議などと、場所と時間を決めずに、自由にいつでも新しい企画が生まれる社内環境づくりが大切だと思います。その為には

  • 情報の共有を図る
  • 誰もが社内のアルゴリズムに参加できる
  • 社内アルゴリズムの結果を誰でも見ることができる
ように社内を変えてみませんか。

社内専用の掲示板でもいいですし、ブログでもいいと思います。社内の誰もが参加でき、自由な時間に読む・書く・対話する、会議とは違いますから、遠く離れている人も参加できます。
会議ではあまりしゃべらない人だって参加できます。
こんな方法で元気な会社に変えてみませんか。

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